退職した年に開業した場合の青色申告アウトライン(日々の仕訳やってなかった人用)
こんにちは!せ部長です。
青色申告をやってみて、なんとか簡易書留で郵送するとこまでいけたので、がんばってググりまくった証を書き残しておこうと思います。
(でも責任は持てませんので、もし参考にしてくれる方いたら、提出前にちゃんと税務署の人に相談してくださいね!)
あくまでも大ざっぱな流れです。細かいとこは書いてません。
せっかくなので締め切り前に前倒しでアップしようと思います。
使ったソフトは弥生の青色申告(インストール版)です。
下準備
- 開業届と青色申告承認申請書を提出しておく(出すタイミングや開業日に注意!)
- 通帳や経費にできるレシートをかき集めておく(ネットでの買物や交通費も思い出しておく)
- 会社員時代の源泉徴収票と、各種保険の証明書など控除になりそうな添付書類をかき集めておく
ソフトインストールしたら即確定申告書の入力画面が表示されるわけじゃない
そろそろ弥生の体験版でも入力しとこうと思ったのが確か1月の下旬。このころはまだソフトインストールしたら即、確定申告書のあのカラフルなフォーマットが表示されると思ってました。
↑これに辿り着くにはまだまだ道は長そうです
とりあえずウィザードに沿って初期設定をやってみる
とりあえず住所や屋号、消費税の納税義務があるかどうかなど、ウィザードに沿って初期設定を進めます。
○○帳がいっぱいありすぎてどれに何を入力したらいいかわからない
初期設定までは良かったのですが、その後何をしていいかわかりません。画面には現金出納帳とか預金出納帳とか「かんたん取引入力」とかいろいろあるけど、どれが何を入力するものなのかまったくわかりません。
ということで、ここからググりまくる日々が始まります。
最初にななめ読みした記事が現金出納帳についてだったので、とりあえずそこに領収書を入力していったのですが、どうやらコレじゃないらしいと気づいたのは数日後でした(全くの間違いというわけでもないのですが)。
↑弥生のクイックナビゲータの画面の一部。○○帳がたくさんならんでます。
どうやら「仕訳日記帳」に入力していったらいいらしい
その後、現金出納帳は現金の出し入れだけを入力するものと知り、あらゆる取引(出入り)を入力するのは「仕訳日記帳」と知りました。
しかし現金出納帳に入力したのは仕訳日記帳にも反映されてるので、すでに入力した分は科目などを若干修正し、その後は全て仕訳日記帳に入力していきました。
(「かんたん取引入力」のほうが簡単らしいんですが、なぜか自分は使いませんでした)
経費の入力はわかったけど、売上の入力の仕方がわからない
出て行ったお金(経費など)の入力はなんとなくわかったけど、入ってくるお金はどうやって入力するのだろう?というときに出会ったのがこのサイトでした。
弥生の操作以前に、会計とか帳簿の付け方を知らなきゃいけないな、と気づき始めたこの頃。
このサイトには、たしか嬉しいこと(資産が増えたり)は左に書け、みたいなことが書いてあったので、とりあえず、売り上げ回収したら経費とは左右逆に書いたらいいのかな?みたいな感じで入力することにしました(いまだに自信ないですが)。
↑一応、税務署の人のOKもらったので、合ってると思うんですが・・・
その他、細々したことで悩む
その他、年末年始に家賃を前払いしたり、逆に今年の光熱費の引き落としが年を越してしまった場合はどうするの?など、細々したことに頭を悩ませましたが、ひたすらググってなんとかやりすごしました。最終的には税務署の確定申告相談に行って質問できるわけですから、ある程度目星さえつけとけばなんとかなるはず!あと、任意償却とか便利なものがあるらしいけど、どうするの?とか、細々した疑問をリストにして税務署の相談に備えておきました。
だいたい入力できたので「青色申告決算書」や「所得税確定申告書B」を押してみた
ざっくりこれくらいやっとけば、後は税務署の人に相談したらいいやというとこまで入力したので、「青色申告決算書」や「所得税確定申告書B」のボタンを押してみました。
今まで仕訳日記帳に入力したのが、それぞれ自動で集計されて数字が反映されてました。
手動で入力しなくちゃいけない個所も多々ありますが、面倒な計算なしで反映されてるのはとても楽です。
↑青色申告決算書
ここで源泉徴収票や各種保険の証明書の出番です
所得税確定申告書Bのそれぞれの項目に、源泉徴収票に書いてある額面の給料や源泉徴収税額や社会保険料等々・・・を入力していきます。
あと、生命保険や地震保険とかその他いろいろ控除になるものあるだけ入力していきます。
↑自分が関係あるところだけです。他の項目はわかりません。
大量の質問と一通り印刷したのを携えいざ税務署へ
税務署に着くと通路に7~80人の列ができてました。しかし意外とサクサク進んでいるようでした。と言っても1時間弱は立ちっぱなしだったでしょうか。Kindleに読みかけの本があって助かりました。
呼ばれて中に入ると選挙の記入台のような、仕切られた台がたくさん並んでいました。
そこで印刷してきた仕訳日記帳や確定申告書や青色申告決算書を見てもらいながら質問しました。概ね合ってたようで、これだけできてたら大丈夫でしょうと言われ一安心。
減価償却?任意償却?
何やら大きな額のもの(資産?)は減価償却だとか、開業費は任意償却できるとか、そして弥生にはそういったものを管理する別の画面があるらしい、ということをぼんやり知りました。一応、健康のため気合入れて買ったワークチェアは資産になりそうですが、届いたのは今年だし、利益が出だしたのも年の終わり頃で開業費の任意償却もしないほうが良さそう、ということで、このあたりは必要に迫られてから調べたら良さそうです。
ということで、ちゃんとできてすごく嬉しかったので書いてみました。自分が日々の会計と確定申告の大まかな流れを全くわかってなかったので、もしそんな同士がいるなら役に立つかなぁと思ったというのも書いた動機です。でも責任は持てませんので、提出前にちゃんと税務署の人に相談してくださいね!
独立前にフリーランス向けの講座で青色申告について教えてもらったのですが(ここに書いたこととは違う、もっと有意義な内容でした)、それがなかったらニガテ意識を持ったまま今ごろ大変なことになっていたでしょう。
やってみて、任意償却できる開業費って便利だなとか、いろいろ知って得したと思うことがありましたが、さらにいろいろ感慨深く思うことがありました。それは次回じっくり囲うと思います。
急上昇中のfreeeはオンラインと月々の引き落としがちょっと心配だったので今回は手堅く弥生でやってみました。トレンド好き、クラウド好きの方はfreeeも良さそうですね。
ということで、青色申告についてでした。